「18歳の壁」どう乗り越える…社会で支える体制へ

ショートステイから戻れば、また日常が始まります。

器具の洗浄や消毒、服薬管理、山のような洗濯――終わりのないケアが続きます。

「将来、自分がケアできなくなったらどうなるのか。この子を知ってくれる人を一人でも増やしたい」と語ります。

母・敬子さん
「もしかしたら、私たち夫婦がこの子の介護をしたくても、できない状況になる日がくるかもしれない。1人でも多くこの子のことを知って、ちょっとしたケアをしてもらえたり、日中一緒に過ごそうねって言ってくる人がいてくれたら安心です」

医療的ケア児を支える負担は大きく、家族だけで抱え続けるには限界があります。

富山県内には2026年1月現在、204人の医療的ケア児がいるとされています。県は5月に予定している実態調査で、18歳を境に小児から成人へと切り替わる『移行期』の支援のあり方を検討する方針です。

子どもから大人へと成長する中で、支援が途切れない体制を作れるのかが問われています。