県立こども病院で当時1歳の長女が心臓手術を受けたあとに死亡したのは、病院側に注意義務違反があったためなどとして、両親が損害賠償を求めて提訴したことがわかりました。

長野地裁に訴えを起こしたのは、当時1歳の長女を亡くした両親で安曇野市の県立こども病院を運営する県立病院機構に8398万円余の損害賠償を求めています。

訴状などによりますと、長女は先天性の心臓病があり、2020年12月に県立こども病院で手術を受けました。

両親は病院から長女の心臓の右室(うしつ)に血液を送る動脈が、通常と異なる場所からつながる「右冠動脈起始異常」などの診断を受けたと主張。

手術中に右冠動脈が圧迫され、心臓の血液が足りない状態になったものの医師が見過ごしたことで最終的に脳ヘルニアで死亡したもので注意義務違反があったとしています。

一方、病院側の答弁書によりますと、「右冠動脈起始異常」の診断は出していないなどと反論しています。

第1回口頭弁論は17日開かれます。