新型コロナの感染確認が続く中、第6波で感染し、後遺症に苦しんでいる女性に話を聞くことができました。
「いつ戻れるかというのもあるし、コロナ感染前の体に戻りたいというのはすごく思います。」
こう話すのは、今年2月13日、第6波の最中に新型コロナ感染が確認された30代の女性です。
2か月以上経った現在も、倦怠感、頭痛、吐き気など様々な症状が続く後遺症に苦しんでいると言います。
新型コロナ後遺症に悩む女性(30代)
「今は頻脈・動悸・倦怠感が続いていて、立ったり、買い物にいくのも1日分の気力を使うぐらいの状態です。すごい分かりやすく言ったら、頭の中はひどい車酔いの状態、そして、頭を半分に割られるような痛みがずっと続いていて、出かけるときは、体調整えるか、命がけという感じです」
女性が付けている後遺症の記録メモには、「薬OK」の文字があります。
記憶力低下の症状もあり、薬を飲んだかチェックしないと分からないのだと言います。
女性は保育士として働いていましたが、現在は休職中で、職場復帰の見込みは立っていません。
また、女性はワクチンを2回接種していて、感染時の症状は軽症でした。
重症化しにくいといわれているオミクロン株を侮ってほしくないと訴えます。
新型コロナ後遺症に悩む女性(30代)
「オミクロン株は確かに軽い人もいると思うし、全然元気という人もいると思うんですけど、後遺症になったら、生活が一変するし、後遺症もテレビでこういう感じなんだよって聞くよりもずっと過酷です。そこは分かってほしいっていうのと、仕事ができなくなると収入も減ってしまいます。オミクロンは軽い、大丈夫だっていうのは信じないでほしいです」
鳥取大学医学部附属病院感染症内科の千酌浩樹科長によると、ワクチン接種は、新型コロナ後遺症の予防にも有効だということで、追加接種の検討を呼びかけています。
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