仕事と恋愛の考え方に共通点
Q.かつては残業をすることが情熱の証、といった精神論もありました。現代の若者は事務処理能力が高く、メリハリ上手に感じます。
●働き方評論家 千葉商科大学教授 常見陽平さん
デジタルネイティブ世代、中でも20代前半は生成AIを上手に使いこなし、自身がやること、人や機械に任せることをスパッと分けている感じがしますね。このデジタルネイティブ世代は仕事と恋愛の考え方に共通点があり、実際に外出するデートで恋愛を始めるよりスマホでマッチングアプリを開くかどうか、という時間と手間を意識した「合理的な恋愛」が増えているようです。
Q.昭和世代の上司は、親と同年代かほんの少し上くらいなのに、職場での相互理解となると、途端に難しくなりますね。
●働き方評論家 千葉商科大学教授 常見陽平さん
職場での世代間ギャップが広がっている一方、親子の関係は極めて良好、距離が縮まっています。女性で言うと、娘が母親に歴代の彼氏全員を会わせたり、一緒に飲みにも行ったり。今の女子大学生は3回、卒業旅行に行くと言われています。友達1回、彼氏1回、母親1回といった具合です。また働く女性が増えたことで、母と娘で仕事の相談をしあって「コンサル親子」とも言われています。職場で上司が新入社員のよき相談相手となるには、彼らの合理性を理解すること、無理に本音を聞きだそうとせず寄り添うこと、時代にあわせたアップデートを怠らないことが重要といえそうです。
聞き手・下田文代
(RKBラジオ「仲谷一志・下田文代のよなおし堂」インタビューより抜粋)
常見陽平さんプロフィール

【プロフィール】
1997年3月、一橋大学商学部卒業後、株式会社リクルート、株式会社バンダイ等を経て、2012年4月に一橋大学大学院社会学研究科修士課程に入学。修了後、2015年4月に千葉商科大学国際教養学部専任講師に就任、2020年4月准教授、2025年基盤教育機構准教授、2026年教授となり現在に至る。大学で教鞭を執る傍ら評論家として活動し、40冊以上の書籍を発表。雇用・労働に関連した政府の委員を歴任。














