漂流ポストに届いた手紙を見て

慈恩寺・古山敬光前住職:
「これが、今まで来た(手紙)。第1巻からの。もう1500通くらいになっている」

立野 次郎さん:
「ちょっと私は読めないね。読めない。全部後ろから戻ってきそうで。この人たちの書いている文章を何行か読んだだけでも、十分、私には…」

立野 次郎さん:
「皆さんの中には4人も5人も亡くした人もいる。私も2人亡くしている。やっぱりきつかったね。2人いっぺんに亡くすというのは。しかも看取ることができないのがもっときつかった。本当に1週間、10日でも良いから、看病したかったね、俺は」

立野さんは、手紙を書くことができませんでした。

立野 次郎さん:
「今度は一人でゆっくり来たいと思う。そのときにまた、寄らせていただきたい」

立野 次郎さん:
「(ここに来て)助かった~。なんかほっとした。ぜひ今度お手紙を書いて持ってきたい」

海辺の寺に、ひとつ心のよりどころを見つけた立野さん。
手紙をしたためるその日、思いはきっと届くはずです。