誰もが安心して産み育てられる社会を

また、Mother’s Tree Japan以外にも、外国人ママ・パパを支援する活動を行っている方にお話を伺いました。 西アフリカの布で作るアクセサリーのワークショップを開いていた武石晶子さんは路上生活者など生活に困窮している方へボランティアで支援活動をおこなっていて、難民や来日して家族と離れ離れになった方、妊娠された方などを、通訳として病院に繋げる支援もしています。

路上生活者など生活に困窮している方へ支援活動を行う武石晶子さん

フリーの支援コーディネーター・武石晶子さん
「外国籍の方の出産の支援って在留資格に左右されるところが大きいです。私が支援している方は、まだ住民票が置けない在留資格で日が浅かったり、お金がないからといって病院で出産できないということはもう命に関わることなので、そこはちゃんと国の方も入院助産費制度というのがあるので、それを使うようにしています。ただ、ご本人は言葉もわからないですし、支援に繋がるすべがない場合に私達がお手伝いして、そのとき出てきた課題を解決していくしかないというところで、結構大変な支援もあります」

武石さんは支援という枠組みに限らず「地域」として困っている人がどこかに繋がれる・みんなで支えあえる社会になってほしいと話していました。

また会場には同じように外国人ママ・パパを「支える」立場の方も多く参加していました。

産後ケア職の女性
「産後ドゥーラという仕事に就いていて、最近ミャンマー人の方のお宅に訪問することがあり、日本の子育てと全然文化も違えば考え方も違ってそれがすごく面白く勉強したいなと思って足を運びました」

助産師の女性
「助産師をしていて、病院にはいろんな外国の方がいらっしゃるので、どういう風に関わればいいのかなと思って来ました。国によって全然文化が違うのでそれを理解しながら関わっていかないといけないんだなっていうのはすごく思いました」

Mother’ Tree Japanは「国籍に関係なく、誰もが安心して赤ちゃんを産み育てられる豊かな社会」を目指しています。このイベントがその第一歩となることを期待しています。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当 : TBSラジオキャスター久保絵理紗)