■「自分すらも感動させるためには“何も意識しない”が大事」

この日は、MC・林修を聞き手にじっくり語った2時間半の独占対談ロングインタビューの前半を放送した。
Mr.Childrenといえば、1990年代に10曲のミリオンヒットを飛ばし、アルバムは90年代、00年代、10年代と3年代連続ミリオン達成という国民的バンド。
276万枚を売り上げた「Tomorrow never knows」について「(作った場所が)名古屋だったこともあり、“金のしゃちほこ”という仮タイトルで。僕がつけたんじゃないですよ!」「(サビの一節は)ジョギングで自分が走っている状況と重なって書いてる部分はあります」と打ち明けるなど、今回のトークでは、Mr.Childrenの作詞作曲のほぼすべてを手掛けてきた桜井からヒット曲の制作秘話が続々と飛び出した。
歌詞を思いつくシチュエーションについて「ランニングだったりサウナだったり、苦しくて何も考えられない時に浮かんでくることが多いです。ふとした時に、何かがこぼれて落ちてくるような…」と告白。
曲を作るため意識的に“材料探し”をすることはないといい、「曲を作る時、経験値で“この方が響く、フックになる”と考えることはあるんですけど、それを自分がやった途端に自分で冷めていくところがあって。自分すらも感動させるためには何も意識しないっていうのが大事です、僕にとっては」とも打ち明けた。
「産声」の収録曲「Again」は、大ヒット中の日曜劇場「リブート」の主題歌。この曲が主題歌に決まった経緯について、「主題歌であることを前提に書いた作品ではないんです。アルバムのデモ用に曲をいくつか作っていて、歌詞も90%今の状態で書いていたんです。ドラマの制作の方々は『ミディアムテンポのバラードをお願いしたい』ということだったんですけど、僕は脚本を見て、何だかバラードではない気がする、と思って。たまたまぴったりの曲があるからこの曲を聴いてみてください、とデモの段階で聞いてもらったのが『Again』だったんです」と舞台裏を打ち明けた。














