「負けたくない」33歳の闘志を支えるメンタリティ

長期離脱の孤独。
だが、小野の口から出たのは「絶望」ではなく「執念」の言葉だった。

「サッカーを辞めたいと思ったことはないですね。試合に出れない難しい時も、別に練習に行きたくないとかっていうこともない」

彼の心を支配していたのは、自分を忘れていく世界に対する静かな怒りにも似た反骨心だ。

「もう絶対に見返してやるというか、絶対負けたくないな、っていう気持ちは常に持っていて」

この時期に磨かれたメンタリティは、今の彼の土台となっている。

「負けたくないという気持ちが少しでもなくなったら終わりかなとは思うんですけど、今はまだその気持ちがある」

33歳になっても枯れることのない闘志は尽きることはない。