「ナフサ」の供給不足で製品作りに影響か?
日本は、国内消費量の約4割の「ナフサ」を中東から輸入していますが、情勢の悪化が続き、さらなる供給不足が懸念されています。
この会社で特に影響が心配されるのがインクを薄めるための「有機溶剤」。印刷に使う材料の中で、「ナフサ」に最も近い材料です。
▼フソー化成丁野務社長
「ナフサから有機溶剤が作られます。向こうで有機溶剤をある程度の割合に足しておいて、印刷中に希釈して飛んでいくものを、ここで足さなければいけないです」
「有機溶剤」の仕入れ値は、中東情勢悪化後は1kgあたり60円値上がりしていて、中には“供給制限”を行う仕入れ先もあるといいます。(200円→260円)
このためフソー化成も3月、「製品の30%値上げ」を取引先に通達しました。この値上げ幅は、オイルショックやコロナ禍の時よりも大きく、“初めて”の大幅な値上げで、「今後の見通しはたっていない」といいます。
◆フソー化成丁野務社長
「(仕入れ先は)『わからないから制限する』というのが、一番の現状じゃないかと思います。不透明なところが本当に多すぎますので、どうしていったら良いのかわからないのが現実ですけど、その状況に即して速やかに対応していくしかないと思います」
中東情勢の悪化が長引き、製品を作ること自体ができなくなると、印刷会社には大打撃となり、ゆくゆくは私たちの日常生活にも影響する可能性があります。
◆フソー化成丁野務社長
「世の中、実は『石油化学に由来しているもの』が、皆さんが思っている以上に多いと思います。現時点では、いろいろなものが“石油由来”ですから、そういうことをもう1回、見つめなおしていかなければなと思っています」














