目標はアジア記録更新となる9秒82

Honda陸上部は近年、連続して日本代表を輩出しており、小山直城(東京世界陸上&パリ五輪マラソン代表)をはじめ、森凪也(東京世界陸上5000m代表)、青木涼真(パリ&東京五輪3000m障害代表)など、長距離種目ではその名を轟かせている。

しかし、短距離においては近年は在籍者がおらず、栁田が43年ぶりの加入となる。新たに短距離選手を獲得した経緯について、小川智監督(Honda)は「ここ何年かずっと代表選手を輩出している背景もありまして、2020年辺りから世界をともに狙っていける、また違った刺激といったところで、長距離以外の選手獲得を会社の方に提案していたところだった。

栁田選手が言っていたように、我々はレースの会社でもありますので、そういったところを最重視していき、栁田選手に加入していただいた」と話した。会見の冒頭、栁田は開口一番に「Honda陸上部43年ぶりの短距離選手として、長距離選手たちと同じく、速く走る・タイムを出すというところで先輩たちと刺激をし合いたい。今後はアジア記録更新を目標に、今のアジア記録は9秒83なので、9秒82というタイムを目指してやっていきたい」と大きな目標を記した色紙を掲げた。

目標はアジア記録更新となる9秒82

この冬からは、スタートから60mまでで勝負をつける様な走りを目指し、ウエイトトレーニングで走りのエンジンとも言える肉体を強化してきた。ウエイトトレーニングの頻度はこれまで1週間に2日ほどだったが、冬期練習から3日に増やした。負荷をかける重量も10~20kg重いウエイトをこなせるようになった。2月下旬にはオーストラリアで約3週間合宿を行い、30度を超える日差しのなか、シーズンに向けスピードを上げるトレーニングにも取り組んだ。「新しいチャレンジと言っていいかわからないが、これからはウエイト練習の質と量を増やしていって、走りの出力を上げていきたい」と話す。