鳥取県の弓浜半島に面した美保湾で養殖されたブランドギンザケ「境港サーモン」。そのの水揚げが、31日から始まりました。

1年間、大山の伏流水で育ち、さらには、美保湾の沖合3キロにある生け簀で、日本海の冬の荒波に鍛えられてまるまる太ったギンザケ。鮮度を保つため、手際良く活け締めされた後、切り身などに加工して全国に出荷されています。

2011年の東日本大震災で被災した宮城県の会社が、境港市に移転して始まった美保湾の養殖事業は、今年15年目。すっかり山陰の春の味覚になりました。

弓ヶ浜水産養殖部 高田悠成さん「例年通りにまるまると太ってて、とてもおいしいと思います。一番はお刺身で食べて頂きたい」

当初100トン、5万匹で始まった美保湾での養殖でしたが、水温や大規模化しやすい立地など条件に恵まれて年々拡大。

今年は、31日から5月中旬までに、およそ2000トン、113万匹を水揚げし、首都圏など全国に出荷する計画です。

これは震災前に三陸で生産していた量と同レベルで、さらに新潟県と岩手県にある事業所の分を加えると4500トンを生産するまでになっているということです。

この日の水揚げは7.8トンで、夕方には地元のスーパーの店頭にも並び始めるということで、会社は、「全国で最初に楽しめるのは山陰だけです」と旬の味をアピールしていました。