おととし、情報漏えいの罪で逮捕・起訴された鹿児島県警元生活安全部長の裁判を巡る動きです。枕崎警察署の署員による盗撮事件の証拠を鹿児島地裁が一部開示する決定を出したことに対し、地検側が不服を申し立てなかったことが分かりました。

この事件は、県警の元生活安全部長・本田尚志被告が、警察の内部情報を記者に漏らしたとして、国家公務員法違反の罪に問われているものです。
本田被告が記者に送った文書には、当時公表されていなかった枕崎警察署の署員による盗撮事件などが書かれていました。
弁護側は、これが「本田被告の動機の形成に重大な意味を持つ」として、鹿児島地裁に盗撮事件の証拠の開示を求めていました。

鹿児島地裁は先週24日、弁護側が求めた証拠の一部を開示するよう命じる決定を出し、地検側が不服の申し立て=即時抗告をするか注目されましたが、被告の弁護人によりますと、即時抗告はしなかったということです。
地検はその理由などについて、「非公開の手続きのため、回答は差し控える」としています。
一方、弁護側も一部開示の決定に対し即時抗告はせず、「今後、検察官からの証拠開示を待ち、その内容を検討して主張する」とコメントしています。














