富山市立北部中学校3年の女子生徒が11月に自殺した問題について、女子生徒の母親が27日記者会見し「第三者委員会による調査を早急に行ってほしい」と話しました。娘を亡くしてから1か月あまり…。今回初めて悲痛な胸の内を語りました。
亡くなった女子生徒の母親:
「娘がいなくなってしまった事実を受け止められず、頭がおかしくなりそうですし、毎日心が張り裂けそうです」


11月19日、富山市立北部中学校の3年生の女子生徒が自宅でぐったりした状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
母親は当日の状況について、次のように話しました。
亡くなった女子生徒の母親:
「医師から何度も何度も、もう難しいかもしれませんと言われても、絶対に、娘は私のもとに帰ってきてくれると信じていました。通常の3倍ほどの時間をかけ、一生懸命、蘇生していただきました。蘇生を続けていた時、医師に娘さんの体を傷つけてしまうだけだと言われ、『はっ』と我に返りました。『娘の死を信じたくない…』その私の気持ちのせいで、娘の体を傷つけていると思ったら、もう、死を受け入れるしかありませんでした」
なぜ、娘は死ななければならなかったのか…。
母親によりますと、女子生徒は中学1年生の時、部活動でトラブルがあり、その後クラスメートに無視されるなどして去年6月ごろに不登校になりました。
不登校になった後もSNS上での誹謗中傷が続いていたといいます。
亡くなった女子生徒の母親:
「登下校中に容姿をからかわれ、娘も自分の防衛のために言い返したことがあるとも聞いています。2年生になるとそこで空気のような扱い、透明人間のような扱いをされ、一生懸命その輪に入っていこうと努力している娘。教室での居場所は自分の机だけでした」