なでしこリーグ2部・ディオッサ出雲FCに所属していたブラジル人の元選手2人が、当時の監督からセクハラ・パワハラ・差別的言動を繰り返し受けたとして、2025年6月、クラブを運営する法人と監督を相手に損害賠償を求めて提訴。その裁判が、25日からはじまり、原告・被告ともに全面的に争う姿勢を示しました。

松江地方裁判所で、25日に開かれた第1回口頭弁論。

双方が訴状に対する答弁書を提出して陳述をおこない、ディオッサ出雲FCの当時の監督だった堺陽二氏側は、「セクハラ・パワハラはなかった」と主張し、全面的に争う姿勢を示しました。

訴えを起こしたのは、ディオッサ出雲FCに所属していたともにブラジル人選手、スペナザット・ラウラさんとタイス・フェヘさんの2人です。訴状などによると、2人は、堺元監督から、性的な意味のポルトガル語を発せられたセクハラ行為や、選手起用を盾にしたパワハラ行為などを受けたとして、340万円の損害賠償を求めています。

一方、堺元監督は、元選手2人の会見などによって名誉棄損がおこなわれたとして、2025年9月、2人に慰謝料1100万円を請求する反訴を起こしています。また、10月には、元選手2人の会見に同席していたブラジル人通訳や原告側弁護士らに対しても、慰謝料1100万円を請求する訴えを起こしています。

一方、クラブを運営するディオッサスポーツクラブは、「原告側の請求には理由が無いと考えておりますが、今後の訴訟手続きには真摯に対応してまいります。」というコメントを発表しています。

次回期日は、5月18日の予定です。