けさ、東京・港区の中国大使館の敷地内に自衛官の身分証を持った男が侵入し、警視庁が身柄を確保したことがわかりました。

捜査関係者によりますと、午前9時ごろ、港区の中国大使館の敷地内に自衛官の身分証を持った男がいるのを大使館の職員が見つけ、警視庁に連絡しました。かけつけた警察官が身柄の引き渡しを受け、男を確保しました。

大使館の敷地内では刃物が1本見つかっていて、警視庁は男が刃物を持ち込んだ可能性もあるとみて、身元の確認を進めるとともに、建造物侵入などの疑いも視野に調べています。

この件について防衛省は、詳しい事実関係を確認しているということです。

中国外務省 林剣 報道官
「中国側は事件に深い衝撃を受けており、すでに日本側に対して厳正な申し入れを行い、強く抗議した」

一方、中国外務省の林剣報道官は会見で、このように明らかにしました。

そのうえで、「中国の外交官の安全および外交施設の安全を著しく脅かすものであり、その性質と影響は極めて悪質だ」と批判。「日本側が直ちに本件を徹底調査し、関係者を厳罰に処したうえで、責任ある説明を行うよう要求する」と述べました。