なぜ「漫画」なのか
戦争体験者から直接聞き取りを行い、それを漫画にして子どもたちや若者に伝える活動を続けてきました。なぜ「漫画」なのでしょうか。
北九州 戦争を次世代に伝えていく会 樺島由彬さん:
「活字の資料って、子どもたちは基本的に読まないじゃないですか」「図書室に行ったときに、絵か、漫画の本を堂々と読める図書の時間に選んでもらえるんじゃないかなと思ったのがきっかけですね」
樺島さんが漫画を作る上で大切にしているのが、戦争体験そのものだけでなく、その後の「一生」を描くことです。
喜屋武盛宜さん:
「進駐軍の残飯食うたことあるね。残ったパンをね。ドラム缶から拾うてね、いっぱい孤児がおったから、俺1人じゃないからね、食べたことあるんよ」
一晩じゅう漂流したのち助かったあと、戦後は孤児として必死に生き抜いてきた喜屋武さん。
樺島由彬さん:
「なるべくその方の一生というか、戦前の幼少期から現在の姿までをまとめるような漫画にしたいと思っている。その方の語り部になっていくように、一生を描けるようにしています」
しかし、軍の記録が残る元兵士とは違い、民間人である喜屋武さんの体験を形にするのは手探りの連続でした。














