■江戸時代、賑わっていた峠茶屋…
富山市埋蔵文化財センター
野垣好史 主査学芸員:
「当時ここ、峠茶屋付近は交通の要所として栄えた場所であると同時に、神社とかお寺とかも複数建てられていて当時の呉羽丘陵の中でも非常に賑わっていた場所なんですね。そういうところの江戸時代の様子っていうのが、こういう調査をきっかけによりよくわかっていくのではないかなと思います」


陶磁器の出土と、道路の変遷の解明…。

当時、呉羽丘陵を旅した人々が目にした景色を今に写す重要な手がかりです。
安田城跡(やすだじょうせき)資料館では「発掘速報展」として様々な遺跡調査で発掘されたものを展示しています。

その中で今回出土した数千にもわたる茶碗などのうち86点は、5月14日まで展示されています。