ガソリンの高騰が私たちの暮らしを直撃していますが、お金に関する話題です。
来月から「130万円の壁」など働く人たちの手取りに関する仕組みが変わります。
どのように変更されるのか、ポイントを専門家に聞きました。

まずは「130万円の壁」。
年収が130万円を超えると扶養からはずれ、社会保険料の負担が発生する基準のことを言います。

これまで「130万円」には残業代も含むとされていましたが、給与以外に不動産や配当などの収入がない場合、来月からは残業代を含めずに計算することができます。

(ファイナンシャルプランナー 二宮清子さん)
「最初の雇用契約書とか、労働条件通知書に自分の年収がどのくらいになるのかで判定されるので、年末になって忙しくなって残業が増えたとしても、社会通念上の増えた分なら大目に見ますよというのが今回の制度なので、安心して働けるのがメリット」

こうした要件の緩和により、社会通念上妥当な範囲内であれば、年収130万円を超えても扶養から外れなくなり、パート従業員らの働き控えの解消が期待されます。

ただ、130万を大幅に超えた場合や契約内容が変更された場合などには、扶養から外れることもあるので注意が必要です。

また、来月から変更になるのが「在職老齢年金制度」の基準額。
「在職老齢年金制度」は、公的年金を受給しながら働く高齢者について、一定額以上の報酬のある人は年金の支給を調整する仕組みです。

これまでは、年金と給与の合計が月50万円を超えると、年金が減額されていましたが、その基準額が50万円から62万円へと引き上げられます。

新年度から変わるお金の制度。
日々の支出や働き方を見直すきっかけになるかもしれません。

(ファイナンシャルプランナー 二宮清子さん)
「目先の損得だけではなく、年金とか補償とかそういったことも含めて長い目でみて、自分にあった働き方を考えてもらえればいい」

物価高に加え、ガソリンが高騰する中、働いて損をする仕組みが変わるのはいいことです。

「130万円の壁」への対応については、厚労省のホームページ、また、相談窓口もありますので、ご利用ください。