目の前にあらわれた大人しそうな青年
佐藤被告:
「結果が全て、申し訳ない気持ちです。誠心誠意謝罪してありのままの真実を話します」
か細い声で答える佐藤被告にキックボクサーの面影はなかった。逮捕後は「金銭トラブル」も報じられていたが佐藤被告は動機について「金ではない」と否定した。
「きっかけは金ではない。プロキックボクサーとしての活動に覚悟を持っていたが、その活動をやめるようゆすられた」と語った。
「誠心誠意謝罪する」と話す一方、「ゆすられた」と語った佐藤被告。この言動にわずかな違和感を抱いた。だが、やがてこの違和感は、ある種の納得感へと変わっていく。裁判を通して被告が持つ「二面性」が明らかにされていったからだ。














