高市総理「したたかな外交を展開」日本が直面する難しい対応

日本はどうするのか。国会では…

公明党 西田実仁 幹事長
「今回、訪米されて、アメリカから『日本は中東の原油に依存しているのに何もしないのか』と言われた場合、どう対応するのか」

高市総理
「いま、法的に可能な範囲で何ができるかと、精力的に政府内で検討をしている」

3月19日に日米首脳会談が迫る中、政府内では“自衛隊派遣は法的なハードルが高い”との見方が大勢を占めているということですが、具体的に「護衛」とはどういうものなのでしょうか?

自衛隊のトップ「統合幕僚長」を務めた河野克俊氏は、今のホルムズ海峡の状況について…

自衛隊 元統合幕僚長 河野克俊氏
「(日本関係の)タンカーを目がけてミサイルとか無人機とか、あるいは水上無人艇なんかで攻撃をされる状況にある。要するに(自衛隊の護衛艦は)ミサイルが飛んできたら撃ち落とす、無人機が飛んできたら撃ち落とす、無人艇がきたら沈める等をして、タンカーを守る」

――戦闘を念頭に現場に行く?

自衛隊 元統合幕僚長 河野克俊氏

「そのための護衛ですから。何も(相手からの)攻撃がないのなら護衛する必要ない」

しかし、河野氏によると、相手が主権国家・イランだということが派遣のハードルを高くしているといいます。

自衛隊 元統合幕僚長 河野克俊氏
「(海賊などの)無法者を相手にする治安維持のための法律で対応するのは、法律の限度を超えている」

――現状の法律では?

自衛隊 元統合幕僚長 河野克俊氏
「(対応は)難しい。全くの『ノー』ということになると、日米同盟は非常に厳しい状況になる。いま本当に政府はいろんな観点から検討をして苦しんでいると思う」

アメリカ外交の専門家も…

上智大学 前嶋和弘 教授
「こんな難しい交渉を過去にやったことないかもしれない。トランプ大統領の顔を立てればイランとの関係が悪くなり、ホルムズ海峡からのエネルギーが止まる。ホルムズ海峡からのエネルギーを重視するとトランプ大統領との関係が悪くなり、日本の安全保障が弱くなる。なかなか難しい状況に日本がある」

この難しい局面に、高市総理は…

高市総理
「高市内閣はしたたかな外交を、そして、国益第一の外交を展開してまいります」

その“したたかな外交”のひとつでしょうか。

3月18日夜、高市総理が日米首脳会談で、アメリカ側に対し、アラスカ州で生産された原油の調達を要請する方向で調整していることが明らかになりました。

事態の収束に向け、高市総理の手腕が問われています。