心疾患や神経障害まで…歯の痛みの原因は?
一方で見落とされがちなのが、ストレスや内科的疾患の影響で「歯が痛い」と感じるケース。大きな病気が隠れていることもあるため、注意が必要です。

2. 歯に原因がない「非歯原性歯痛」
① ストレス・疲れ
「歯ぎしり」や「食いしばり」による筋肉の疲労。頬やこめかみを押すと、連動して歯に痛みを感じることがあります。
② 鼻の症状(副鼻腔炎など)
鼻の横にある空洞(副鼻腔)の炎症が、近い位置にある上の奥歯に「痛み」として伝わります。
③神経障害
脳血管や脳腫瘍などによる三叉神経(顔面の感覚を脳に伝える脳神経)の圧迫、また、帯状疱疹ウイルス感染による三叉神経の障害が原因に。
金川歯科医院 姜東勲歯科医師
「神経障害が起こると、発作的な激痛や、特定の部位への刺激で痛みが生じます。歯科治療(根管治療や抜歯、インプラント治療)による末梢神経障害による痛みもあげられます」
④ 心疾患(狭心症・心筋梗塞など)
心臓の痛みが左側の顎や歯の痛みとして感じられる「関連痛」が起きることがあります。
⑤頭痛
片頭痛や群発頭痛の症状として、上の奥歯に拍動性の痛みを感じることがある。
⑥ 特発性のもの
検査で異常がない痛み。不安やトラウマが中枢神経に影響する「非定型歯痛」などが含まれます。
金川歯科医院 姜東勲歯科医師
「実際に、副鼻腔炎が原因の歯の痛みで耳鼻科へ紹介した事例や、三叉神経痛の疑いで脳神経外科を紹介したところ、実際に脳血管による三叉神経の圧迫が発見されたという事例はよく遭遇します」














