なぜ「fude pen」ではなく「brush pen」?

南波キャスター:
新しく掲載された二つの単語について見ていきます。

「brush pen」(筆ペン)は、軸にインクを内蔵する毛筆を模したペンと広辞苑には記載されていますが、新しく掲載された「オックスフォード英語辞典」には以下ように掲載されています。

「元々は東アジアで炭を使って文字を書いたり、絵を描いたりするのに使われた絵筆のこと。後に、(現在では主に)インクカートリッジと合成毛、またはフェルトのペン先がついた尖った形をしたペンを指すようになり、特に書道に使われるようになった」

非常に細かく説明されています。

実際に、海外の人に筆ペンを使ったことがあるか聞いてみると、イタリアからの観光客は「プラスチックのものは使ったことがある」ということです。

今回の言葉の選定にも関わった、東京外国語大学大学院の投野由紀夫教授は「日本文化の世界的ブームで書道をする人に使用され、掲載されたのでは」としています。

「fude pen」ではなく「brush pen」として記載された理由について、英語圏では、先端が毛のものを「ブラシ」と言うことから「brush pen」で定着したのではないかといいます。

投野教授は「本当は『fude pen』が掲載されたらよかった」と話しています。