居場所を社会に作れず、また刑務所に…

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二度と事件は起こしたくない。それでも繰り返してしまうのは、社会でうまく居場所を作れないからだ。

拘禁刑が導入される前の刑務所は、社会から隔絶された場所で、他人とうまくコミュニケーションを取る能力などは身につけられなかった。

罪を繰り返せば繰り返すほど、管理されコミュニケーションを制限される刑務所のやり方に慣れ、ますます社会でうまく生きていけなくなってしまう。

当事者研究に参加した札幌刑務所の刑務官
「A受刑者は、元々自分の駄目なところに向き合うのはあまり好きじゃなかった気がするが、当事者研究のおかげで自分の駄目なところも話せるようになってきた。社会では自分の駄目なところを話せることで、困ったときに、周りの人が助けてくれたりとか寄り添ってくれたりすると思う。それができなかったり、してこなかったりした人がまた、刑務所に来ちゃうのではないかなと思ってるので、当事者研究を通じて悩みを打ち明ける練習をできるところが大きい」