孫を抱くことさえためらった日々 家族に打ち明ける思い
<八木澤弓美子園長>
「私が家族が無事だったので、おこがましいというか、子どもの命を守ると言って講演するのが申し訳ないと思っていた」
そんな葛藤がありながらも、3月11日に八木澤さんが講演のため訪れたのは近くの小学校でした。
<八木澤弓美子園長>
「おおつちこども園から来ました。凜乃・敬斗のおばあちゃんの八木澤弓美子です。よろしくお願いします」
この学校には自身の孫も通っていて、15年の節目に、家族の前で、改めて自らの胸のうちを伝えたいと考えたのです。この15年、苦しいこともたくさんありました。
<八木澤弓美子園長>
「初めて凜乃(孫)を抱っこした時に、かわいいんだけど、亡くなった子どもたちが9人もいたから、凜乃のことを抱っこするのが申し訳ないなとか、かわいいと思っちゃいけないなという気持ちになって、だっこできない時期がありました」
それでも、子どもの命を守る責任と向き合い続ける八木澤さんの姿を家族は見届けてきました。
<八木澤園長の娘 詩乃さん>
「(母と)2人で折れながら、たまに励まし合いながら、乗り越えてきてはいるけど、先頭に立ってやっている姿は、母ながらかっこいいと思う」
<八木澤園長の孫 敬斗さん>
「一緒に住んでいるけど、こんな経験があったんだなって初めて知ったから、話が印象的だった」
<八木澤園長の孫 凜乃さん>
「津波が来たら海の近くに絶対行かないことがわかった」














