父の背中を追って漁師をめざす、福島県の少年。
「中学を卒業したら、すぐにお父さんの船に乗りたい」。しかし、原発事故の影が夢の前に立ちはだかります。父と息子、2人が歩むこの先の『15年』とは。
津波にのまれた港…それでも「漁師になりたい」中2少年の夢

福島県相馬市に住む菊地航世さん。震災の翌年に生まれた中学2年生です。
同級生
「リーダーシップがある」
「クラスの女子からモテてます」
周囲は航世さんをムードメーカーだと言います。

相馬の港で生まれ育った航世さんは、幼い頃から釣りが大好きです。
さらに、父・栄達さん(33)は港の最年少船長。その若さと、豊富な知識で周囲からも一目置かれています。
2年前の2024年、井上キャスターが航世さんを取材。将来の夢を話してくれました。
井上貴博キャスター
「将来の夢とか何か考えることありますか?」

菊地航世さん(当時小6)
「漁師になりたい」
あれから2年、「将来の夢」を聞くと即答でこう返ってきました。
菊地航世さん(中2)
「漁師です」
近くの原釜漁港で獲れるのは、肉厚なヒラメや今が旬のアンコウ。“常磐もの”と呼ばれ、高い評価を受けています。

しかしあの日、港は津波にのまれ、多くの船が破壊されました。

















