裁判所が認定した松本さんのてんかんの特徴と発作の態様
福岡地裁は、松本さんが罹患した側頭葉てんかんの特徴について詳細に認定した。
松本さんは2012年に側頭葉てんかんと診断され、その後手術を受けた。
しかし2017年、自宅での生活を始めた後にてんかんの発作が再発した。
側頭葉てんかんの特徴として、裁判所は以下の点を認定した。
・側頭葉起源のてんかん発作が起きた場合には、意識がなくなり、発作中の出来事を記憶することもできない。
・意識がなくなる時間は2~3分程度が多い。
・松本さんは発作が起きる際に前兆を感じることができないまま発作に至る傾向にあった。
・発作が終わった後も直ちに意識が回復するわけではなく、意識がもうろうとしながら徐々に意識が回復するのが通常。
・記憶機能は意識回復過程の終盤で回復することもあるため、発作後、例えば赤ちゃんを抱っこするなど、一見普通の行動をとることができていても記憶には残っていないこともあり得る。
・発作が起きた場合には、逆行性健忘により、発作前の記憶もなくなることがある。














