過失運転致死傷罪での起訴「何で・・・」“厳罰”求め署名活動

事故発生から裁判が開かれるまでの1年8か月間は遺族にとって、長い長い日々だった。

鈴木被告は事故から3か月後、危険運転致死傷の疑いで逮捕されたが、前橋地検は「過失運転致死傷罪」で起訴した。法定刑は7年以下の懲役刑(現在は拘禁刑)。母親たち遺族は当然、法定刑の上限が20年の「危険運転致死傷罪」で起訴されるものと考えていた。

「とにかく『何で』という気持ちが強かった。悪質すぎる飲酒運転なのに、なぜそれが危険運転にならないのか。それが過失になるのなら、何でもありな運転になってしまうのではないか」

納得できなかった母親たちは、行動を起こす。

鈴木被告の罪名を「危険運転致死傷罪」にするよう、前橋地検に要望書を提出したのだ。さらに、前橋駅で鈴木被告の厳罰を求める署名活動を行い、オンライン署名とあわせて8万3000人を超える署名を前橋地検に届けた。

「たくさんの方が署名してくださっていて、署名用紙の重みもすごくて、やっぱり私たちと同じようにたくさんの人が怒ってくれてるんだなっていうのが感じることができました」

事故から半年近くが経った2024年10月。前橋地検が出した危険運転致死傷の罪への訴因変更請求を、前橋地裁が認めた。母親は「長い闘いになったとしても、何もできなくなってしまった3人の無念を晴らしたい」と、裁判に向けた思いを語った。