奄美固有の生物を観察できる人気スポットになっている奄美市の市道では、希少生物の事故死を防ぐため、夜間の車の通行は事前予約などが必要となっています。
このルールを始めて4年。アマミノクロウサギの事故死が初めてゼロとなったことが分かりました。

世界自然遺産のエリアに隣接する奄美市住用町・三太郎峠の市道です。国の特別天然記念物・アマミノクロウサギをはじめとした希少な生物を観察できるナイトツアーの人気スポットとなっています。

観光客が増える中、野生動物との衝突や混雑を防ぐため、環境省などは2021年10月から、夜間に車が通る場合は事前の予約を必要とし、一度に通れる台数も制限しています。

6日は、奄美市や自然保護団体などの関係者が集まり、環境省は、去年10月末までの1年間で、三太郎峠での事故死のうち、アマミノクロウサギについては初めてゼロとなったと報告しました。

(環境省・奄美群島国立公園管理事務所 広野行男所長)「ロードキルの発生件数、かなり減少きてきている。ルールが完全には浸透していない。今後とも周知をさらに強化していく必要がある」

奄美市には三太郎峠以外にもナイトツアーのコースがあり、会議では新たな通行ルールの設定について検討の必要性が示されました。