トランプ氏の発言がカギに?台湾への揺さぶりも

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
今の台湾政権は「民進党」という、北京からみれば独立勢力側です。
2026年11月に台湾で統一地方選挙が予定されていて、そこで野党「国民党」がどれくらい勢力を伸ばせるのか注目されています。今の国民党執行部はこれまでにないほど北京よりで固まっているので、中国としては国民党に勢いがいくようにしたいはずです。
そこで注目されるのが、3月31日から訪中予定のトランプ大統領の発言です。
例えばトランプ大統領が「平和的統一を支持する」と言えば、中国にとっては大勝利です。
今の台湾の政権は統一とは違う方向へむかっているため、トランプ大統領が“平和的統一を支持”した場合、台湾に対する圧力になり、台湾内政が大混乱するでしょう。
トランプ氏の訪中や統一地方選挙の前触れとして、台湾に揺さぶりをかける意図が、全人代での「打撃」という発言に集約されていると思います。
日比麻音子キャスター:
「打撃」ということで、レベルが上がっているように見えますが、すぐに何か動きがあるのでしょうか。
国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤さん:
中国の党中央軍事委員会は今期7人でスタートしましたが、粛清により2人しか残っていません。台湾侵攻に対して軍内の体制が整っている状況とは程遠く、まずはそこの建て直しをせざるを得ないと思います。
台湾侵攻に前向きな幹部を据えなければなりませんが、そう簡単には進まないので、今すぐ何か動きがあるとは思えません。
ただ、2027年の中国共産党大会前後に向けて、何か動きや言論戦のようなものも強まっていくと思います。














