殺害された高山さんの息子「一生忘れることも許すこともできません」
6日の公判では、髙山さんの息子が証言台に立ち、「父は『高校時代の友達は一生ものだから大事にしろ』と言っていた、一番の友達だったのになんでだろう、何だよマブダチって」「もっと沢山の話をしたかった、考えれば考えるほど悔しさだけが残ります」「絶対に父の墓参りには来ないでください、一生忘れることも許すことも出来ません、考えうる最も重い刑を下してほしい」と涙ながらに辛い胸の内を明かし、強い処罰感情を述べました。
検察は「誤想防衛は不退去者等が実在する場合に限り適用されるが、本件では客観的には実在していない」「そもそも被告人が被害者に退去を求めた証拠がない」などとし誤想防衛が成立しないとした上で、「無抵抗の髙山さんの首などを刺して殺害した被告人の犯行態様は残酷で、何の落ち度もない髙山さんの命が奪われたという結果は重大である」として懲役8年を求刑しました。
一方、弁護側は、「髙山さんの何らかの行為に、被告の身に危険が迫っていると感じたきっかけとなるものがあった可能性は否定できない」「現場に臨場した刑事に『知らないやつがいるから早く出してくれ』と話していたことを踏まえると、不審者に対して『出ていけ』など退去の要求をしていたと考えるのが妥当であり、当時被告は自分の身に危険を感じ、排除するために必要な回数を刺したと認識している」として改めて誤想防衛が成立すると主張しました。
遺族に向かって「ごめんなさい」
最終陳述で、裁判長に述べたいことはあるかと聞かれた平野被告は、傍聴席に座る遺族に体を向け「ごめんなさい」と数秒間頭を下げたあと「私からはありません」と述べ、裁判は結審しました。
判決は、13日に言い渡されます。














