がんは治った でも終わりではなかった

5.一生付き合う「後遺症」

放送作家 たむらようこさん
「運良くがんは治りましたが、それで終わりではありませんでした。階段を20段登るのに20分かかる。スプーン一杯のスープを飲むのに40分かかる。それくらい体力が落ちました。加えて放射線の影響で、腎臓から膀胱へ尿を送る尿管が両方詰まってしまったんです。体に毒素が溜まらないよう、右の尿道口から管を入れ、左脇腹には穴を開けて腎臓に直接チューブを差し込む生活が始まりました。さらに15年かけて腎臓の機能が失われ、今は『腹膜透析』をしています。お腹のチューブから1日4回、2時間おきに透析液を入れ替える、自宅でできる”おうち透析”です。これが今の私の日常です」

あなたなら、どちらを選びますか?

放送作家 たむらようこさん
「私も、検診台に乗るのがすごく嫌だったんです。でも、たった1回の検診を受けるのと、その後の人生にずっと不自由が付きまとうのと、どちらがいいか。今なら断言できます。タイパ(タイムパフォーマンス)もコスパも、絶対に検診の方がいい。『がんは治る病気』という言葉には、『早く見つければ』という大前提があります。進行すれば、命も、自由な時間も奪われます。どうか皆さん、私のようにならないために、検診に行ってください。そして若い方ならワクチンも打ってほしい」

福岡市では、2年に一度の子宮頸がん検診を400円で受けることができます。また、一部の方を対象とした無料クーポン等の助成制度も用意されています。検診を受けたことが無い方は、是非検討してほしいと思います。

RKB毎日放送 フェムテックプロジェクト プロデューサー 吉賀亜希子