「もう息子に兄弟を作ってあげられない」と絶望した

たむらさんは自身の壮絶な闘病経験を読みやすいコミックエッセイにして一冊の本にまとめています。その一部を紹介しながら、がん検診の必要性を5つのポイントから訴えました。
1.進行後の治療で妊娠出産が難しくなる

放送作家 たむらようこさん
「進行していた私は、放射線と抗がん剤による治療を選びました。当時先生から『放射線を浴びると、6回目くらいで卵子が全滅する』と言われた時は、本当に怖かった。1回目、2回目……痛みは何もないんです。でも『私の卵子、昨日より少なくなったのかな』『もう半分はいなくなっちゃったのかな』と数えてしまう。6回目を迎えた時、『もう息子に兄弟を作ってあげられないんだ』と絶望しました。待合室の椅子に座ったまま、1時間くらいずっと泣き続けて。そんな状態でした」
2.「異次元」の吐き気との闘い

放送作家 たむらようこさん
「抗がん剤(シスプラチン)の副作用です。私、お酒が大好きだったので『二日酔いの吐き気には強いぞ』なんて思っていたんです。でも、全然違いました。異次元の吐き気なんです。ご飯の匂いだけで吐く、隣の人が話しているだけで吐く。5時間も『ウエッ』とやり続けると、腹筋も背筋も壊れて、座っていられなくなるんです。トイレの床に顔をべったりつけたまま吐き続ける私は、先生にこう聞きました。『先生、嘔吐で死ぬ人っていますか?』って。それくらいキツかったんです」














