ヘグセス米国防長官は4日、公海上で米潜水艦がイランの軍艦を魚雷で撃沈したと明らかにした。米潜水艦が水上艦を攻撃したのは第2次世界大戦後初めて。

スリランカ当局によると、180人が乗っていたイラン海軍のフリゲート艦IRISデナがスリランカ沖で沈没した。乗組員32人が救助された一方、100人超が行方不明か、死亡したとみられている。

同艦は4日未明に遭難信号を発し、支援を要請していたと、スリランカのヘーラット外相が議会で述べた。同艦がどのように沈没したのか、詳細については明らかにしなかった。

米海軍は約50隻の攻撃型原子力潜水艦を保有しており、ロサンゼルス級、バージニア級、シーウルフ級の3種類がある。原子力推進と設計上の特性により、いずれも極めて静粛性が高く、敵艦に探知されることなく追尾する狙いがある。どの潜水艦が魚雷を発射したのかは明らかになっていない。

米海軍の潜水艦は通常、Mk48重魚雷を装備している。この魚雷は650ポンド(約295kg)の爆薬を搭載し、標的のキール(竜骨)の下で爆発して艦体を真っ二つにすることを想定している。

米国・イスラエルとイランの軍事衝突は5日目に入ったが、収束の兆しはなく、双方による攻撃が続いている。

イラン海軍の艦艇は長期展開の一環として、インドを含む外国の港湾に寄港することが多い。IRISデナは2月、米国やロシアを含む40カ国の艦艇とともに国際観艦式に参加するためインドに寄港していた。

スリランカ海軍の報道官は、同艦沈没の原因については専門家による検証が必要だと述べた。現時点では捜索・救助活動が最優先課題だとしている。

米潜水艦がイランの軍艦を撃沈する様子(動画)

原題:US Sub Sinks Iranian Ship in First Torpedo Hit Since WWII (1)(抜粋)

(第4段落以降に詳細を追加して更新します)

--取材協力:Sudhi Ranjan Sen、Gerry Doyle.

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