米カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は3日、インフレ率は高過ぎるとの認識を改めて示し、最新のデータはインフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の目標を1ポイント近く上回っていることを示唆していると付け加えた。

シュミッド氏はコロラド州デンバーでのイベントで、「インフレ率はほぼ5年間にわたって当局目標を上回っている」と発言。「油断は許されない」と強調した。発言は講演原稿に基づく。

インフレ圧力は関税の影響を受ける財とサービスの双方に表れているとシュミッド氏は指摘。先月公表された統計によると、FRBが重視する基調的なインフレ指標は昨年12月に前年同月比3%上昇し、当局の2%目標に向けた進展は見られていない。

同氏はまた、人工知能(AI)やその他の新興テクノロジーが将来的にインフレを伴わない成長をもたらすとの楽観を示しつつ、「われわれはまだその段階には至っていない」と語った。

さらに、最近のデータは「労働市場がおおむね均衡していることを示しているようだ」とも指摘した。一方で、高齢化の進展に伴い今後も高い需要が見込まれる医療従事者への需要が、同分野の利益率を圧迫していると警告。これがさらなるインフレにつながるリスクがあるとの見方を示した。2025年の新規雇用創出分のほぼすべてを医療分野が占めた。

原題:Schmid Says Fed Can’t Be Complacent About Still-Hot Inflation(抜粋)

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