青切符がいよいよスタートします。「自転車が車道なんて」という方がたくさんいますが、じつはかつての日本ではすべての自転車が車道でした。(アーカイブマネジメント部 疋田 智)

宮崎市の1963(昭和38)年

まずはこの写真をじっくりご覧下さい。

今との圧倒的な違いは自転車が誰ひとり歩道を走っていないことでしょう。

これは最初の東京五輪の前年、1963年の画像です。写っているのは、宮崎県宮崎市、中心地にある「橘橋」の様子です。パッと見てすぐに分かるのは、自転車がすべて車道を走っていること、歩道には歩行者しかいないことでしょう。

自転車の逆走がいない!

そしてもうひとつ驚くべきことは逆車線を見ると分かります。すべての自転車乗りが背中しか見えません。

すべての自転車が左側通行をしていることが分かります。

つまり、この時代、道路を自転車で逆走している人が1人もいないのです。すべての自転車が左側通行遵守。
昭和30年代は自転車が「車両(=軽車両)」として扱われていたことが分かります。
よく見ると、ひとつひとつのクルマも小さく、車線に余裕があります。今とまるで違います。