“善と悪”の境界線は? リサーチで感じた怖さも
――リサーチをしていく中で、驚かれたことや印象に残ったことはありますか?
一番驚いたのは、裏社会が扱っているマネーロンダリングの市場規模の大きさでした。実際にあった話で、何百億という額が闇で動いていると知って、それが人の命がかかってくる金額なんだろうなという怖さもありました。
表向きは支援活動をしたり、普通の仕事をしていたりしながら犯罪に関わる人も多くて、その善と悪がどこまで明確に分かれているのか、とても曖昧だな、ということも感じました。
――今作でも、その表裏一体の“善と悪”が描かれているかと思います。
グレーな世界で生きている人たちが意外と今、すごく多いような気がして。見る人や立場によって、善と悪がすぐに変わってしまうというか、あっという間にひっくり返るような、反転するような感じが、世界情勢も含めて今の社会や時代性に合うんじゃないかなと思ったんです。
リブートで顔を変えるのも、人生が“ひっくり返る”ことなので、そういうことも感じとっていただけたらいいなと考えました。














