■軽はずみな愛が生む悲劇
「かわいそうだから」
この善意からのエサやりが、過剰な繁殖につながり、やがて糞尿被害などの深刻な近隣トラブルへと発展してしまいます。ネコの繁殖力は強く、多い時には一度に8匹の子ネコを出産することもあるそうです。

相橋さんが最も危惧しているのが、無秩序な繁殖の末に起こる「多頭飼育崩壊」です。
エサを求めて家に住み着いたネコたちがどんどん繁殖し、30匹近くにまで膨れ上がった過酷な現場にも相橋さんは足を踏み入れてきました。糞尿の処理が追いつかず、人もネコも健康的に生活できない環境になってしまうのです。

さらに、外で暮らすネコは「猫エイズ」などの感染症リスクと常に隣り合わせです。活動を通じて感染症の蔓延を防ぎ、ネコたちの尊い命を守ることも、地域猫活動の重要な役割となっています。














