▼裁判で一貫して無罪主張も・・・無期懲役の確定囚の死後、再審認められたのは戦後初

 1984年の年末、滋賀県日野町で酒店店主の女性が殺害され、店にあった手提げ金庫が無くなりました。事件から3年以上経ち、強盗殺人容疑で店の常連客だった阪原弘さんを逮捕。阪原さんは裁判で一貫して「虚偽の自白をさせられた」と無罪を主張していましたが、2000年に阪原さんの無期懲役判決が確定しました。

 阪原さんは、再審=裁判のやり直しを求めましたが、2006年に大津地裁は再審請求を棄却。大阪高裁で争っている最中の2011年に阪原さんは病死しました。

 阪原さんの妻や息子らは、2012年、2度目の再審を求め、2018年に大津地裁が、2023年に大阪高裁が再審開始を決定したものの、検察側が特別抗告し、最高裁で争われていました。

 無期懲役以上の判決が確定した元受刑者について、死後に再審が認められたのは戦後初めてです。