東日本大震災で当時、宮城県石巻市の小学校で英語を教えていたアメリカ出身の外国語指導助手が津波の犠牲となりました。
24日、この小学校に東京から英語教諭が訪れ、震災の経験がない子どもたちへの防災教育のあり方を考えました。

宮城県石巻市の万石浦小学校を訪れたのは、東京の中学校で英語を指導する木村江美子教諭です。

教師を志す長男とともに、震災で亡くなったテイラー・アンダーソンさんの遺志を継ぐ「テイラー文庫」を訪ね、生前、親交のあった元石巻市職員から話を聞きました。

元石巻市職員 鈴木成夫さん:
「テイラーは、子どものころから本を読むのが大好きだった。本を読んで自分の世界を広げていった」

アメリカ出身のテイラーさん(当時24歳)は、外国語指導助手として15年前の震災当日万石浦小で英語を教えていました。

地震発生直後に児童たちを避難させ、自転車で自宅に戻る途中に津波の犠牲となりました。

「アメリカと日本の架け橋になりたかった」という思いは、2025年度、中学3年生の英語の教科書で紹介されました。

木村教諭は、そこで「テイラー文庫」の存在を知り、今回の訪問につながりました。

足立区立第十二中学校 木村江美子教諭:
「いまの中学生は、東日本大震災の記憶がないので、生まれる前の昔のことで終わらせるのでなく。いつ起こるか分からないということを発信できる生徒たちになってくれたら」

木村教諭は、児童たちの命を守ったテイラーさんの取り組みに触れながら、防災教育の必要性を再認識していました。














