数千人の女性に…明らかになった“強制避妊”の実態

近年の調査で、デンマークの保健当局により1960年代~70年代にかけて、マリナさんのように避妊注射を打たれていた人の存在が明らかになった他、数千人に及ぶグリーンランドの女性や少女が、強制的に子宮内避妊具を装着させられていたことがわかっています。

デンマーク政府は2025年、この強制避妊措置を被害者に直接謝罪。

しかし、謝罪はトランプ大統領がグリーンランド領有の意欲を再び見せ始めた時期と重なったことから、「グリーンランドとの関係修復を急ぐためだった」とも指摘されています。

グリーンランドの悲願 高まる独立の声

グリーンランドでは今、独立を求める声が上がっていて、2025年の世論調査では、独立に「賛成」と答えた人が56%に上りました。(グリーンランド・デンマーク新聞社 2025年1月発表)

グリーンランド市民
「(Q.グリーンランドの人々は何を求めていますか?)独立です。グリーンランドの独立。独立できると思っています。いつか独立する、それが私の夢です」

10代で強制的に打たれた避妊注射。しかし、マリナさんのように被害が近年まで続いていた実態や、どれほどの人が被害を受けたのか、その全容は、今なお明らかになっていません。

マリナさん(40)
「独立のためには、デンマークが行ってきたひどい仕打ちを証明する必要があると思います。しっかりと調査ができれば、人権も得られるし、独立もできると思う」