国土交通省北陸地方整備局と高速道路各社などは22日、共同会見を開き、25日ごろにかけて大雪が予想されるとして「緊急発表」を行いました。不要不急の外出を控えるよう求め、やむを得ず車を運転する場合は、冬用タイヤやチェーンを装着するよう呼びかけています。

金沢河川国道事務所は、国道8号のうち、石川県津幡町の九折から舟橋JCTまでの8.8キロ、小松市の東山IC~八幡ICまでの2キロ、加賀市の熊坂から福井県境までの3.4キロ、それに国道160号のうち七尾市の大田から七尾大泊IC口までの13.9キロで集中除雪を実施するため、予防的通行止めを行う可能性があると発表しました。

特に高速道路が通行止めとなった場合に並行する国道の交通量が増え、立ち往生が発生するおそれがあるとしていて、金沢河川国道事務所の北出一雅副所長(道路担当)は「車線数も少なく、勾配もきつくなっている。滞留が発生しやすい条件がそろっているので特に警戒している」と述べました。

「サンダーバード」など計画運休

JR西日本は、23日の始発から金沢と京都・大阪方面を結ぶ特急「サンダーバード」16本と、米原・名古屋方面とを結ぶ特急「しらさぎ」10本の運転を取りやめると発表しました。

北陸線と七尾線の普通列車、それにIRいしかわ鉄道も列車の運転を取り止める可能性があります。

小松空港 JALが一部欠航決める

空の便は23日、日本航空が小松と羽田を結ぶ7便と、小松ー那覇便1往復の欠航を決めています。