声の生成で「正しいAIの使い方」を実現
イレブンラボジャパンは、2022年に英国で設立されたイレブンラボの日本法人。AIで音声を生成する高度な技術を持ち、インターネット上で誰でも利用できる音声AIのプラットフォームと、企業やアーティスト向けに最先端のAIオーディオツールを提供している。
声を多言語化する方法は簡単だ。映像や音声のファイルを、プラットフォームに入れるだけ。自然な喋り方のまま、生成AIが指定した言語に変換する。音声の生成や多言語化は、権利者本人の同意および契約に基づいて行われる仕組みとなっており、無断利用を防ぐ運用が徹底されている。使用量に応じて料金が変わるサブスクリプションによる課金で、無料版も用意されている。
81プロデュースとイレブンラボは、2025年11月に設立が発表された「声の保護と多言語化協会(VIDA)」にも参加している。VIDAの大きな目的は、日本語の声優の声をAIによって30か国以上の言語に多言語化するとともに、AIによる声の無断生成や海賊版対策に取り組むことだ。
イレブンラボの技術はオーディオブックの音声生成や、テレビやラジオの音声の吹き替え、それに外国語学習アプリの「Duolingo」などにも活用されている。日本と韓国のジェネラルマネージャーを務める田村元氏は、81プロデュースとの業務提携により、AIを使った声の正当なビジネスを発展させたいと話す。
「私たちは声のAIを生業としていて、声の権利は本人のものであるというIP(知的財産)をきちんと守っています。ただ、声のAIを面白おかしく使う人は世の中にたくさんいます。倫理観もなく生成している世界とは違うことを訴えるためには、AIを使った声の正当なビジネスを発展させていくしかないと考えました。声優のみなさんにとっても、作品の受け手にとっても、ハッピーになる正しいAIの使い方を実現していきます」














