鳥取市鹿野町にある交流施設でいま、ある展示会が開かれています。
施設のスタッフから「びっくりするからぜひ来て欲しい」と熱烈オファーがあり取材班が向かってみると…。
記者 安松裕一
「こんにちは、BSSです。よろしくお願いいたします」
「よろしくお願いいたします」
訪れたのは鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」。
びっくりする展示会とは?さっそく案内してもらうと…
「うわー、きれいな花がいっぱい並んでますね。でも村田さん、これただの生け花展なんじゃないですか?どこがびっくりなんですか?」
鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」 村田弘二さん
「こちらは鳥取市青谷町の特産品である因州和紙を使用した和紙の花の展示になっています」
「これ全部紙でできてるんですか?」
大輪のボタン。
間近でよく見てみると…本当、和紙でできています!
こちらはロウバイ。
黄色の可憐な花、そして、つぼみや枝に至るまで全てが和紙でつくられています。
現在開催中の「因州和紙でつくる 和紙の華展」。
鳥取市在住の3人の作家が作った立体ちぎり絵の作品およそ120点が展示されています。
鳥取の工芸品・因州和紙。
その特徴である長い繊維が作るやわらかな質感に、光を通す繊細さなど本物そっくりながら和紙ならではの趣も感じることができます。
作家の細かな作業にも驚きです。
こちらはカワラナデシコ。
花びらをハサミで細かく切りさらにそれを指でねじり自然な動きをつけています。
鳥取ならではの花も…こちらはラッキョウの花。薄紫の花が花火のように広がります。
そしてこちらはナシの花。
こうした普段あまり見ることのない花も見られるのがこの展示会の魅力でもあります。
鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」 村田弘二さん
「作品を作ってみたいという方もおられたので、今後につながる展示になっているのではないかと思います」
作家の1人、前田孝子さん。ツバキの花の作り方を見せていただきました。
ひおき夢折工房 前田孝子さん
「ちぎると、より先端に毛羽立ちが出て温かい作品ができると思います」
この"毛羽立ち"が和紙の特徴で、作品に生命力ややわらかさ、温かみを与えます。
前田さんは毛羽立ちをさらに多くするため2枚重ねにして、あとはこれらを花の形に貼り付けていきます。
ひおき夢折工房 前田孝子
「和紙って先端に命があると思うので、この繊維の先に。見るだけでなく、近寄って触ってみたい和紙の風合いを見たいという方がたくさんいるので、触ってもらったらいいと思います」
会場には連日多くの人が訪れ、精緻な作品の数々に目を奪われています。
来場者
「すごい本物のようで、とてもきれいで繊細で素晴らしいと思います」
ちなみに、スタッフの方によると、衆院選挙の期間中、石破茂さんも立ち寄って鑑賞したということです。
鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」 村田弘二さん
「長年に渡る作品の数々になっておりますので、ぜひ来ていただいて、和紙の可能性やすごさというのを見ていただきたいと思います」
この展示会は2月23日まで開かれています。














