金井が全てを詰め込んだのは「オペラ」

没後40年がたっても共感の輪が広がる金井の音楽。金井プロジェクトにはある目標がありました。

宮城さつきさん:
「願わくば、いつか。この “オペラ” をどういう形でか、この沖縄で皆さんにご覧いただけたらいいなと」

1960年に東京で初演され、82年には沖縄の日本復帰10年を記念して再演、過去3度東京で上演されたもの、沖縄では一度も上演されていない、金井が手がけたオペラ『沖縄物語』です。

「今の沖縄の状況と重なるところもあると思うので、ぜひオペラを、それも一流の方々で、金井喜久子さんが当時世界を目指したように、という思いを持って今動いてます」

1960年初演のオペラ『沖縄物語』 沖縄では未上演

音楽評論家 片山杜秀さん:
「82年にあれだけ力を入れて上演したことを考えても、やっぱりご自分の一番、これを聞いてもらえれば自分の世界の規模がわかるものだと」

民族音楽研究家 比嘉悦子さん:
「そうなんです、沖縄への気持ちと彼女の音楽的な力量も全部あの中に詰め込まれておりますのでね」