住民の血液から高濃度PFAS アメリカ学術機関の指標の110倍超

東広島市・高垣広徳 市長
「血液検査をして(PFAS濃度が)高かった時に、不安を煽るだけではないかという意見もある」

検査を受けた住民
「やっぱり怖い。それ(PFAS)がどんな働きをするか想像すると怖いが、知る権利はある」

東広島市の住民は自力で検査機関を探し、自己負担で検査に踏み切りました。約1か月後に判明した血液のPFAS濃度は、想像を絶する値でした。

アメリカの学術機関が示した健康影響へのリスクが高いとされる目安は、7種類のPFASの合計値で1mlあたり20ng。

この値を住民たち13人のうち12人が上回っていました。さらに、このうち2人からは、110倍を超える超高濃度のPFASが検出されたのです。

ーーこれを見たときは?

PFASが検出された女性
「びっくりも通り越す。どうしたらいいかもわからないし…」

こちらの83歳の女性は、超高濃度のPFASが検出された1人です。47年前からここで暮らし、おととしまで生活の全てに井戸水を使ってきました。

因果関係はわかりませんが、30年以上前から子宮や肺、大腸、腎臓などに様々な病気を発症。同居する87歳の夫も前立腺がんや胆石などを患っています。

女性の夫(87)
「井戸水については、1日も早く安全な水を取り戻してもらいたい」

住民の血液から超高濃度のPFASが検出されたことについて、東広島市は…

東広島市 健康福祉部・中村保 部長
「大変我々としても深い関心と懸念を持って受け止めている」

PFAS研究の第一人者である京都府立大学の原田浩二教授は…

京都府立大・原田浩二 教授
「ここまで非常に強い汚染があるというのは初めての経験。血液中の脂質上昇・肝臓障害、免疫機能等に影響を及ぼすと指摘されている。そういった疾患が今後、起こらないようにする必要がある」