「普通のことが本当にどれだけ大切か」

孝和さんの母親は、事件に遭ったからこそ気が付けたことがあったといいます。

(孝和さんの母親)
「私はまずは、自分を大切にしてほしいなと思います」

「毎日の生活を繰り返すわけです。5人家族だったので、もうね、めちゃくちゃ忙しかったんですね。内装業の自営業だったので、事務もしなきゃいけなくて、もう子育て、事務、忙しかったわけです」

「『幸せなことないかな』って思ってました。でもね、私悲しいことに気がついたのは、事件に遭ってからです。あの時がどんなに幸せだったか。普通のことが本当にどんだけ大切だったか」

「普通にね、朝起きて皆さんであれば、ご飯食べて学校に行って勉強して、また家に帰る、友達と話をする、親と話をする、いろんなこと、普通のことです。毎日の繰り返しです」

「幸せって感じないかもしれないんですが、その当たり前の生活が本当はとっても幸せなことなんですね。それを本当に、時には思い出してほしいなと思います」

困っている人には「大丈夫ですか」声をかけて

(孝和さんの母親)
「自分を大事にしてほしいな、と思います。人に何かをするとか、人のことをこう思いやるとか、そういうことっていうのは、まず自分を大事にした人しかできないと私は思ってるんでね」

「だから皆さんはまず、自分を大切にして、大切にした上で本当に、なんか困った人がいたり、なんか大変そうな人がいたとき、『大丈夫ですか』と声をかけられる人になってほしいんですね」