少年法は何も教えてくれない
突然孝和さんを失った家庭は、「地獄のような状態」に陥ったと振り返ります。当時の法律や社会には、被害者を支える仕組みが整っていませんでした。少年法の壁により、事件の内容や加害者の名前など知ることができなかったといいます。
(孝和さんの母親)
「うちの家はもう、地獄のような状態になったんですね。なぜかというと、例えば法律、少年法は何も教えてくれない、言えない、息子のために何もできないわけです」
「意見一つ、息子の代わりに言えないわけです。辛いわけです。もうその悲しさを自分たちで消化しなきゃいけないんだけど、できないわけです。もう家族だけでは支えきれませんでした」
変わり果てた生活「ご飯も食べてはいけない」
(孝和さんの母親)
「まずは、皆さんが普通にしてる日常生活が送れなくなるんですね。まず『ご飯を食べてはいけない』と思ったんです」
「息子は死んでしまったからご飯食べれない、おいしいものなんて一生食べれないわけです。息子ができないことは全部してはいけない、って当時思っていました」
「力を入れて生きていたんです。買い物も行けなくなったわけです。だからご飯も食べられない、作れない、買い物も行けない。そういう、皆さんが本当に普通にしてる生活が送れなくなったんです」














