家庭は地獄のような状態に
孝和さんの父親は、「息子のために何かをしたい」と葛藤します。しかし、その思いとは裏腹に、家族は大きな危機に直面します。
(孝和さんの母親)
「何か息子と重なることがあったなら、例えば下の子がお兄ちゃんのお下がりを着ていて、そこにお兄ちゃんの名前が残ってたりすると、もうそれで辛くなるわけです」
「もうそれと、いろんなものが重なると、電化製品も何個か壊したし、その机もひっくり返したし、いろんなことが起きたんですね。もう私、地獄だと思いました」
「怒りの声も上げられるので、私は2階の部屋で泣き叫ぶ。もう我が家は本当に地獄のような状態になったんです。だけれども、外に行くときは行けるんです。なぜかというと、『お兄ちゃんのことで何かをしなきゃいけない』と思っているわけです」
「もう法律は何もしてくれないから、自分たちで何かしなきゃいけないと思うから、外に出るときはちゃんとして2人で出かける、仲良く出かけるんですが、一歩家の中に入るとお兄ちゃん戻らないわけです。状況がもう昔と5人家族が4人家族になってるのが、もうこう、現実がそこにあるわけです」
「このままでは家庭が崩壊する」と感じた母親は、地域に助けを求めます。
(孝和さんの母親)
「もうそれが受け止められなくて、家の中が本当に地獄のような状態になったんです。だから私は思ったんです。このままだと家族は壊れると思ったので、地域の人に『助けて』って言ったんです」
「今考えたら、勇気を出して『助けて』って言ってよかったなと思います。地域の人が入ってきてくれたんですね」














