日本勢の前に立ちはだかる海外勢 

海外のライバル選手として、25年世界選手権・金メダルのアリサ・リウ(20、アメリカ)、ロシア選手権3連覇中で、個人の中立選手(AIN)として出場するアデリア・ペトロシアン(18)に注目。アリサ・リウは前回北京五輪で16歳ながら6位入賞も、その後に現役を一度引退。24年に復帰し、25年の世界選手権で優勝、12月のGPファイナルも逆転優勝を果たし、トップ選手へと急成長を遂げた。

Q)アリサ・リウ選手の特徴について?

樋口:昨シーズンから復帰して、いきなり世界チャンピオンになったので、ブランクがあってもすぐに戻ってこれるほど素晴らしい選手で、ほとんどの試合でミスをしているところを見ないというか、いつも安定した演技をしているところが特徴。

Q)どのような部分に安定感がある?

樋口:すごくスピードを出してスケートをしているという印象はないですが、スピード出せば出すだけジャンプを跳ぶのも難しくなってくるので。スピードを出さない分、やはりジャンプも安定しやすかったりもする。

Q)世界選手権でも金メダルを取りました

樋口:そうですね。大きな試合でもプレッシャーを感じないのかなというふうに思っていて、いつも試合を楽しんでるイメージが。

Q)そういったメンタルの強さも、演技に表れている?

樋口:何か結果を残すとかっていうよりも、本当に自分のためにスケートをしているんだなというように見えます。

Q)ペトロシアン選手について?

樋口:難しいジャンプを入れることで全体的にプログラムとしての難易度が上がってくると思うんですけど、ロシア選手権の映像を見ると、4回転、トリプルアクセルがまだ安定しきっていないのかなという印象が。ジャンプの前に難しい入り方だったり、ジャンプの後にも難しいステップを組み込んでいるので、出来栄え点が高くもらえるようにプログラム全体を作っている印象を受けました。

Q)ロシア選手権では高得点を出しましたが?

樋口:ロシアの国内でしかまだ戦っていないと思うので、日本の選手だったり世界のトップスケーターと試合をしたときに、どういった違いが出てくるのかは、誰にも分からないところだと思うので、そこはすごく楽しみ。

Q)日本人はどうやって戦っていけばいいのか?

樋口:ペトロシアン選手だけじゃなく、ほとんどの選手が、特にショートプログラムは同じジャンプを跳んでくると思うんですけど、ミスをしないことが大前提で、あとはどれだけ質の高いものを出していけるかというのがポイントになってきます。

Q)ミスをしないようにするには?

樋口:全ての選手がレベルを上げて戦ってくる場面だと思うので、最後は本当に気持ちの部分で持っていくのかなと。3選手ともメダルを狙える選手なので、みんなに頑張ってほしいなと思います。

■フィギュアスケート 女子シングル・ショートプログラム
日本時間18日 午前2時45分スタート