中井亜美の最大の武器「“フワっと浮く”ようなトリプルアクセル」

五輪イヤーの今シーズンにシニアデビューを果たした17歳の中井。いきなりGPシリーズ初戦のフランス杯(10月)で初優勝を飾り、同シリーズ上位6人で争われるGPファイナル(12月、名古屋)で銀メダルを獲得した。

Q)中井選手のすごさとは?

樋口:中井選手はトリプルアクセルが一番の武器。すごく難しいジャンプなので、そのジャンプを入れた中でも最後まで大きく崩れずに完璧に滑っている姿が今シーズンはとても印象的なので、オリンピックでも強みになるのかなと。

Q)トリプルアクセルの中でも、中井選手ならではの特徴とは?

樋口:中井選手のアクセルは結構軽やかに上がっていく印象があるので、流れがあるというか、フワっと浮くようなジャンプなのかなと。踏切が氷にエッジを引っ掛けて跳ぶっていうよりも、ちょっと“スキッド”させて跳んでいる印象が。

Q)スキッドというのは?

樋口:シュッて止まるような動きがあるんですけど、踏切のときにちょっと横滑りさせて跳ぶんですね。それをスキッドって言うんですけど、そうすると少しスピードが落ちるので、瞬間的に落ちて、上に上がる力が出るので、フワっと浮くようなジャンプになるのかなと思います。つま先で引っかける人とスキッドさせる人と、、ちなみに私はこの跳び方(スキッド)はできませんでした(笑)。引っかけるタイプでした。

Q)初出場の中井選手にエールを

樋口:シニア1年目なので、あまり気負わずに滑っている印象を受けていて、オリンピックも楽しんで滑ってもらえたらいいなと。3選手(坂本、千葉、中井)ともに言えるんですけど、すごくいい流れでここまで来てると思うので、自分の納得のいく演技をしてもらいたいです。